ご挨拶

VSL協会会長 田中 茂義

会長 田中 茂義

VSL協会は、VSL工法の普及および技術向上と新分野への多角化を図る目的で1981年に設立されました。

VSL工法はプレストレストコンクリートに用いるPC鋼より線の定着技術であり、1958年にスイスで開発されたのち、現在では世界37ヶ国の拠点から世界中に提供されています。

国内では1967年にアンカー工法として、銀座のビル建設現場で初めて採用されました。以来、技術開発と新分野への参入により、橋梁、ダム、タンク、大スパン建築物、原子力関係など、全国の多種多様な重要構造物で採用されており、我が国の高度成長を支えるインフラ整備に長く貢献してまいりました。
昨今では度重なる集中豪雨など異常気象の報道が相次ぎ、近い将来に大地震も想定される中、未曾有な自然の災禍に対する減災可能なインフラ整備が求められています。

VSL協会はVSL工法の信頼性の高い技術を活かし、さらなる普及と技術革新を通じて国土強靭化に貢献してまいります。